12月の月の和名は「師走」。その由来は「師匠の僧がお経をあげるために東西を馳(は)せる忙しい月」という説が有力です。
昔は13日を「正月事始め」とし、1年の汚れを落とす「すす払い」や、門松などに用いる松を準備しました。これが現代の大掃除へと変わってきました。二十四節気の「冬至」を迎える22日ごろは、1年で昼が最も短い日。この日を境に昼が少しずつ長くなることから「一陽来復(いちようらいふく)」といい、上昇運に転じる日とされています。
また、「冬至冬中冬はじめ」といって、本当の冬の厳しさはここから始まります。そこで、旬を迎えるゆずを浮かべた風呂(ゆず湯)に入ると、風邪をひかず元気に冬を越せるという習わしが生まれました。
冬至にかぼちゃ[別名:南瓜(なんきん)]を食べる習わしは名前に「ん」のつくものを食べ、「運盛り」に由来しています。野菜が少ない冬に、保存のきくかぼちゃを食べて栄養を取る、暮らしの知恵でもあります。地域によっては、蓮根(れんこん)、みかん、蒟蒻(こんにゃく)などを食べます。
おいくら研究中より 引用
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